多様な動作環境
Tux Paintは、macOS (10.10 Yosemite 以降)、Windows (Windows XP から Windows 10 まで)、Linux、Android 及びその他のシステムで動作します。また、非公式の Apple iOS (iPhone/iPad) 対応版も利用できます。
簡単な操作
- お役立ちの描画ツールを数多く用意しました。(詳しくは、下記「描画ツール」の項をご覧ください)
- キャンバスサイズが固定されているため、新しい絵を描き始める時に『ピクセル』『インチ』といった設定を考える必要がありません。
- プログラムの画面は最小で640x480のスクリーンに収まる大きさで、フルスクリーン表示にしてデスクトップ全体を隠すこともできます。標準の画面サイズは800x600ですが、より大きなサイズや、たて長のサイズにも対応しています。
- 画像の保存、呼び出しは、サムネイル画像を利用して行うため、オペレーティングシステムのファイルに関する知識は全く必要ありません。ファイル名を付ける必要さえもありません。
- Tux Paintで描いた絵は、「画像」フォルダーなどに書き出すことができます。 (0.9.25 での変更点)
楽しい操作
- 描画ツールの選択、操作に合わせて楽しい効果音が流れます。
- イラストで描かれた Linux のマスコットペンギン『タックス』が、画面の下の方で、使い方のヒントを出してくれたり、説明をしてくれます。
描画ツール「どうぐ」
- ペイントブラシ「ふで」
- 色々な形のブラシが使えます
- 自作のブラシを追加することができます
- ブラシはアニメーションさせることができます
- 線を引くときの方向に応じてブラシの形を変化させることができます
- 標準のカラーパレットを自作のカラーパレットに置き換えて使うことができます
- 絵の中から色を選択することができます
- スタンプ「はんこ」
- 数百個にも及ぶ写真やイラストのスタンプが用意されています
- スタンプは追加することができ、種類別に整頓できます
- 各スタンプには、説明文や効果音をつけることができます
- スタンプの大きさを変えたり、上下・左右を反転できます
- ビットマップ画像では、フルカラーのPNG(Portable Network Graphics)形式が利用できます。透過色の設定もサポートされています
- ベクトル形式の画像では、SVG形式がサポートされます
- 直線ツール「せん」
- ペイントブラシを使って直線を描きます
- マウスの動きに合わせて、描こうとしている線の位置が枠で示されます
- 塗りつぶし
- 「ぬる」- 同じ色でつながっている部分を指定の色で塗りつぶします
- 「まほう」ツールからメインのツールバーに移動しました
- 図形ツール「かたち」
- 様々な多角形を描きます。線だけの図形や、内部が塗られる図形があります
- 図形は回転できます。(小さな子供で操作が難しい場合は、設定で無効にすることができます。)
- 図形の中心から描くか隅から描くかを切り替えられます(切り替えは、設定で無効にできます。) (0.9.25 での変更点)
- 文字ツール「もじ」「ラベル」
- 様々なフォントが含まれています
- 太字、斜体が使え、文字サイズは変更できます
- フォントは追加することができます
- 非常に多くの言語をサポートしています。(日本語の入力もサポートされています。下記の「文字入力」の項もご覧ください。)
- ラベルは、後から動かしたり編集したりできます
- 特殊効果ツール「まほう」
- 「ブラインド」- 上下左右にブラインドをかけます
- 「モザイク」- なぞった部分の画像をモザイク調にぼかします。
- 「ぼかす」- なぞった部分の画像をぼかします
- 「レンガ」- 大小のリアルなレンガ模様を描きます
- 「ふでもじ」- 線をひくスピードによって太さが変わる滑らかな線を描きます
- 「まんが」- なぞった部分の画像を漫画調にします
- 「チョーク」- なぞった部分の画像をチョークで描いたようにぼかします
- Clone - clone parts of the picture; copy by painting (近日追加!)
- 「いろ+しろ」- 画像をモノトーンにします
- 「へんしょく」- マウスでなぞった部分の色を変えます
- 「かみふぶき」- 画像に紙吹雪を散らします
- 「こく」- なぞった部分の画像の色を濃くします
- 「ゆがめる」- 画像をゆがめます
- 「ぬらす」- なぞった部分の画像を水で濡らしたように滲ませます
- 「ふちどり」- 画像を縁取ります
- 「うきぼり」- なぞった部分の画像を浮き彫り調にします
- 「ぎょがんレンズ」- 画像の一部分を魚眼レンズを通して見たようにします
- 「さかさま」 - 画像を垂直方向に反転します
- 「はな」- くきの曲がった花を描きます
- 「あわ」- 泡模様を描きます
- 「おりかえし」- 画像の角を折り返します
- 「ガラス タイル」- なぞった部分の画像に、ガラスタイルをかぶせたような効果をつけます
- 「くさ」- 草むらを描くことができるブラシです
- 「はちのす」- 蜂の巣の模様を描きます
- 不規則な「モザイク」- 形が不規則なモザイク模様を描きます
- 「まんげきょう」- 4分割の対称的な図形を描きます
- 「てらす」- なぞった部分の画像に、ライトで照らしたような効果をつけます
- 「うすく」- なぞった部分の画像の色を薄くします
- 「かなもの」- 金属のような色と質感のブラシです
- 「はんてん」- 画像を水平方向に反転します
- 「モザイク」- 色つきのガラスモザイク模様を描きます
- 「ネガ」- マウスでなぞった部分の画像の色を、写真のネガのように反転させます
- 「ノイズ」- 画像にランダムなノイズを加えます
- 「とうしほう」- 異なった角度から見たように画像を変形させます
- 「ピカソ」- 3つが1組で連動して動くブラシです
- Pixels - draw 'pixel art' with Tux Paint (近日追加!)
- 「パズル」- 画像の一部をスライディングパズルのように加工します
- 「にじ」- 7色の虹を描きます
- 「せんろ」- 鉄道の線路を描きます
- 「あめ」- 雨粒を描きます
- 「にじ」- 線を引くに従って色が次々に変化するブラシです
- 「リアルなにじ」- 写真のようにリアルな虹を描きます
- 「はもん」- 画像に波紋のような効果を加えます
- 「はなかざり」- 3つ1組のブラシで花飾り模様を描きます
- 「ずらす」- 画像全体をずらします
- 「かげえ」- 画像の一部または全体を影絵にします
- 「よごす」- 画像をなぞって、塗り立てのペンキをさわったように汚します
- 「ゆきだま」- 雪玉を描きます
- 「ゆき」- 雪を描きます
- 「タイル」- 正方形のパターンを描きます
- 「いと(Vじ)」- V字型の糸目模様を描きます
- 「いと(かど)」- 糸目模様を描きます
- 「いと(ふち)」- 画像の縁に糸目模様を描きます
- 「テレビ」- 画像をテレビに映ったようにします
- 「そめる」- なぞった部分の画像の色を変えます
- 「はみがきこ」- カラフルな歯磨き粉模様を描きます
- 「たつまき」- 竜巻を描きます
- 「なみ」- 画像全体を縦方向に波打たせるような効果を加えます
- 「なみ」- 画像全体を横方向に波打たせるような効果を加えます
- 「よごれたふで」- 濡れて汚れた筆で描くような効果です
- 「ズーム」- 画像全体を拡大または縮小します
- …さらに、プログラマーの方は、プラグイン機能により容易に新しい特殊効果ツールを作成することができます!
- 消しゴム「けしゴム」
- 元に戻す「とりけし」
- 複数回の操作をさかのぼって元に戻せます
- 「とりけし」操作自身は「やりなおし」ボタンを使えば元に戻せます
その他の操作
- 新しくキャンバスを開く「さいしょから」
- 新しくキャンバスを開きます。無地のキャンバスや、背景画像、塗り絵スタイルのキャンバスが選べます
- 画像の保存「セーブ」
- 画像を仮想的な『おえかき帳』に保存します。
- 画像は1クリックで保存できます。ファイル参照ダイアログや、ファイル名の入力は必要ありません
- 画像は1クリックで保存できます。ファイル参照ダイアログや、ファイル名の入力は必要ありません。
- 画像の読み込み「ひらく」
- 以前の作品を開くには、仮想『おえかき帳』のサムネイル一覧から開きたい画像を選びます。
- 以前保存した作品を『おえかき帳』から削除することができます
- スライドショー「スライド」
- 保存してある複数の画像をスライドショー形式で表示させます
- 再生のスピードの調節ができます。授業でのプレゼンや、単純なループアニメーションも作成できます
- 矢印キーまたはマウス操作で、再生の順番を逆転できます
- スライドショーは、アニメーションGIF形式で書き出し、インターネットで共有できます (0.9.25 での変更点)
- 新しい絵を描く「さいしょから」
- 初期キャンバスとして、様々な塗り絵形式の画像テンプレートが用意されています
- 画像テンプレートには風景写真もあります。背景と前景の要素が含まれており、これらの間に絵を描くことができます
- ベクトル形式の画像では、SVG形式がサポートされます
- Kid Pix のテンプレート("KPX" ファイル)がサポートされました
- 印刷する「いんさつ」
- 絵をプリンターに出力します
翻訳について
タックスペイントは、次の言語に翻訳されています。
(日本語訳注) 日本語の翻訳は、ひらがな、カタカナ、アルファベット及び記号のみを用いて行っています。ただし、タックスペイントに同梱されている日本語フォントには、教育漢字1,006文字が含まれていますので、スタンプを自作される場合は、説明文に教育漢字を使用することができます。また、同梱のフォント(ja.ttf)を適当な True Type 形式のフォントに置き換えれば、使用できる文字を増やすことができます。(なお、当サイトで配布されているRedHat系Linux用RPMパッケージでは、システムの日本語フォントへのシンボリックリンクが設定されており、使用可能な文字の制限はありません。) (129)
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(お使いになりたい言語への翻訳をお手伝い頂くこともできます。)
多言語対応の文字入力機能
「もじ」ツールを使って、異なった言語の文字入力が可能です:
- ラテン系言語 - スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語など。
- 日本語 - ローマ字入力のひらがなとカタカナ。
日本語を入力する場合は、「もじ」ツールで日本語用フォント(右の列の一番下)を選択した後、右Altキーを押して入力する文字を切り替えます - ハングル - 2ボル式
- タイ語
- 繁体字中国語
操作性オプション
色々な環境でプログラムをより使いやすくするために、操作性を高めるためのオプションを提供しています。
- スクリーン キーボード
- キーボードによるマウスポインター操作
- ジョイスティックによるマウスポインター操作
- ステレオサウンドの無効化(モノラルモード)
- Interface button size is adjustable (近日追加!)
保護者や教師の方向けの機能
- タックスペイントをフルスクリーンモードで起動するか、マウスポインタを乗っ取る("grab")設定にすれば、子供たちが他のプログラムやデスクトップのファイルに思わずアクセスしてしまうことを防げます。
- 効果音は無効にすることができます。
- 印刷や終了ができないようにすることができます。
- 印刷を無効にするかわりに、印刷可能な頻度を数分に1回までと制限することができます。
- タックスペイントは、30秒毎に1回しか起動できないようになっています。このことで、何回もマウスをクリックしてプログラムをいくつも起動してしまうことを防ぎます。
- タックスペイントが画像を保存するフォルダは変更することができます。これによって、特定のワークステーション内ではなく、ネットワークドライブや共有ドライブの上にある生徒たちのホームディレクトリに画像を保存することができます。
- スタンプ、画像テンプレート及びブラシのデータは PNG、SVG、Ogg Vorbis などといった一般的なデータ形式で保存されており、保護者や教師の方は、完全に無料のツールを使って、家庭や学校で使う独自の素材を作成することができます。
- 保護者や教師の方は、設定プログラム 'Tux Paint Config'を使って、簡単で使いやすいグラフィカルな操作でタックスペイントの動作を変更することができます。(このプログラムは、子供たちが設定を変更してしまわないように、タックスペイント本体からは分かれています。)
- … 上記に挙げた他にも多くの機能があります!
ご存じでしたか? 大人もタックスペイントをエンジョイしています!